現代では自動車交通を前提としない建物はまずありませんが、特に需要が多い市街地になると、その不足をおぎなう目的でさまざまな立体駐車場が別に建てられています。プレハブ工法などの立体駐車場の場合、以前は低層のものばかりだったため、単なる工作物として処理されていた時代もありました。しかし現在では建築基準法にいうところの建築物として、しっかりとした建築確認をそのつど通さなければならず、図書の作成をはじめとして、さまざまな費用が必要になってしまっています。もちろん図書作成の費用のほかにも、行政から許可を得るための時間も必要になってきいますので、費用と時間の両面から節約ができる上手な方法がないかどうかを考えることが重要です。
そうした解決策のひとつに大臣認定駐車場を利用することが挙げられます。大臣認定というのは、構造や防火設備の内容などの基準をあらかじめクリアしていることを国土交通大臣または登録認証機関に認められていることを指しています。このようなすでに認定済みの製品が活用できれば、実際に建築するにあっては防災設備の省略をはじめとするさまざまな特例が適用されるようになりますので、時間と費用の両面からのメリットが期待できます。もちろんすでに認定済みの規格にしたがった建築物となるため、特にデザインなどの点では自由がきかない部分もありますが、メリットのほうがそのデメリットを上回るのであれば、積極活用するのが得策です。
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